おばさんのひとり言

2児の母である私の日記と雑記。将来の夢は好きなことをぼやいて飯を食うこと

余計なお世話だと思っていること

「小さな親切大きなお世話」という言葉があるが、世の中には本当に世話を焼くのが好きな人がいる。

 

しかしそれは親切心から来るものなので、迷惑を被ることになっても若干は相手の厚意を汲んで応じることが可能だ。

いわゆる「お言葉に甘えて」という感じで。

 

しかしながら、特に親切でも何でもなく、ただただ「余計なお世話」な言葉を投げつけてくるという人も世の中には少なくない。

むしろこちらの方が多いのではないだろうか。

 

今日はそんな余計なお世話の中でも、私が最も嫌いな一言の話。

 

余計なお世話だなと思う人からの言葉というのは色々とあるが、例えば芸能人の〇〇が好きだと言えば「あんな顔が好みなんだ~」とか、独身の人に対して「早く結婚しなさい」とか、そういうことが思い浮かぶ。

 

しかし最近気が付いたのだが、こういった言葉が全て悪という訳ではないのだ。

基本的に余計なお世話な人は、相手を見下して発言をしていることが多い。

 

過去にこんなことがあった。

我が家は長男も次男もとてもビッグなベイビーだったで、よく色々な人から「大きいわね~」といわれていた。

が、特に気にもしていなかった。

しかし、ある友人に「貫禄あるわ~」「次男君って米が好きです!って感じの顔だよね~」「長男君ホントに可愛くなったね!」と言われた際に非常にひっかかるものがあり、後々考えたら「あぁコイツ、私、ないしはうちの子のことバカにしてんな。」というのがわかった。

 

とにかく、相手の言葉から悪意やマウンティング感が汲み取れると、私にとってそれはもう余計なお世話でしかなく、「うっせぇなコイツ」と思ってしまうのだ。

 

そして、そんな私が世の中で最も嫌いな余計なお世話が「女の子を生もう」系の話だ。

 

我が家には、時折小悪魔のような動物園の猿のような生き物に変身する大天使の息子が2人もいる。

にも関わらず

 

「女の子もいないと寂しいわよ~」

「男の子2人いるなら次は女の子ね!」

「娘も欲しいでしょ~」

 

などと騒ぎ立てる外野が一定数存在するのだ。

 

そりゃあ本音を言えば、女の子が欲しくなかったといえばうそになる。

そもそも最初の妊娠で、自分の体から男児が出てくるなどというのは想像もつかなかった。

そして2人目は、男の子の次は女の子!というような淡い期待もなくはなかった。

 

とはいえ性別はこっちの都合で選べるものではない。

女の子が欲しかった、女の子に憧れるという気持ちはあったものの、男の子が2人生まれてガッカリしたことなど1度もない。

我が子は最高、世界一だ。

 

それなのに、女の子ウメー、女の子ウメー、子どもは三人ウメー、とウメウメうるさいやつは何なのかと思う。

手も金も出さない他人が、勝手なことを言うなと思う。

3人目は国や自治体の手当てが色々良いとはいえ、車の買い替えや子供部屋の増設にまで金を出してくれるわけではないし、もらうもの以上に出費は多い。

それに、3人目が女の子だと誰が決めた?

 

我が家にもう家族を増やす予定はないが、もし3人目の子どもを授かることができれば、希望は男だ。

理由は簡単で、おもちゃや洋服が揃っているからだ。

とはいえ別にそれが女の子でももちろん嬉しい。

私の子どもの性別への感想などその程度のものなのだ。

 

息子たちは腹を痛めて生んだ宝物だ。

しかし、私の所有物ではない。

自分の足で立ち、信じる道を進み、それがたとえ地球の裏側であろうと、頑張ってきなさいと背中を押して見送ってやるのが親の役目だ。

それは息子でも娘でも同じだ。

子どもが優しいからといって、介護要員のように教育し、縛りつけるようなことはしたくないし、してはいけないのだ。

 

とはいえ、世の中には義母が息をしただけで腹の立つ嫁も存在するので、子どもたちがもし結婚できたならば、できるだけ良いお嫁さんを連れてきてほしいと、それだけは細やかに願う。

私も、口は出さず金を出す系の楽しい義母を目指すから。

 

そんな先の話はさておき、未だに「男の子2人?大変ねぇ~。そろそろ娘も1人くらい産まないとね!まだ若いんだし!」といわれることが時折あるのだが、そんな時にはもう笑顔で無視を決め込むか、もしくは「私男が好きなんで大丈夫デ~ス」と謎の開き直りを見せるかで乗り切っている。

 

人間は年を取るほど図々しく図太くなる人が多い。

私も余計なお世話には気をつけようと、女梅攻撃を受ける度に思うのだ。